西谷国登CDアルバム”Masterpieces for violin and piano” Op.S / 西谷国登

海外留学後、多方面で活躍する男達による珠玉の名曲集!

今回のアルバムは、有名なヴァイオリンの小品集を多数収録しました。また、ヴァイオリンを学ぶ生徒さん達が、コンクールや発表会でよく演奏される曲を選曲致しました。珍しい事に、私は今回収録した殆どの曲を学生時代に練習する機会がありませんでした。

しかし、学生の登竜門的なレパートリーの見本演奏が出来ない指導者は失格だと私は考え、ニューヨークの大学院を卒業後、これらの名曲を1から真剣に勉強する事を思い立ちました。それゆえに、一人のプロ演奏家として、この有名な小品集を白紙の状態から取り組め、先入観の無い自分らしい音楽的解釈で演奏出来たこと、そしてこれら小品のアルバム製作を行えたこと、とても誇らしく思っております。

今回も、前作CDアルバムOp.3でご一緒させて頂きましたピアニスト新納洋介氏と、8月の真夏に(ノイズが入ってしまう為)冷房を使用せず!3日間(トータル24時間!)掛けて録音しました!
是非、楽しんでもらえたら光栄です!I hope that you enjoy my 5th Album!!

2018年5月5日 西谷国登

Contents

01 ヨハネス・ブラームス作曲:FAEソナタより第3楽章スケルツォ
Johannes Brahms: F.A.E. Sonata “Scherzo”
02 ポルディーニ作曲 フリッツ・クライスラー編曲:踊る人形
Eduard Poldini (Fritz Kreisler arr.): Dancing Doll
03 マヌエル・デ・ファリャ作曲 フリッツ・クライスラー編曲:歌劇「はかなき人生」よりスペイン舞曲
Manuel de Falla (Fritz Kreisler arr.): Danse Espagnole
04 ヘンリク・ヴィエニアフスキー作曲:伝説曲 Op.17
Henryk Wieniawski: Légende Op.17
05 ヴィットーリオ・モンティ作曲:チャルダッシュ
Vittorio Monti: Csárdás
06 ベラ・バルトーク作曲 (S.ゾルターン編曲):ルーマニア民俗舞曲Sz. 56, BB 68
Bela Bartók (S.Zoltan arr.): Romanian Folk Dances, Sz. 56, BB 68
I 棒踊り Stick Dance II 帯踊り Sash Dance
III 踏み踊り In One Place IV 角笛の踊り Horn Dance
V ルーマニア風ポルカ Romanian Polka VI 速い踊り Fast Dance
07 トマソ・アントニオ・ヴィターリ作曲:シャコンヌ ト短調
Tommaso Antonio Vitali: Chaconne g minor
08 パブロ・デ・サラサーテ作曲:チゴイネルワイゼン Op.20
Pablo de Sarasate: Zigeunerweisen Op.20
09 カミーユ・サン=サーンス作曲: 序章とロンド・カプリチオーソ Op.28
Camille Saint-Saëns : Introduction and Rondo Capriccioso in a minor op.28
10 シャルル=オーギュスト・ド・ベリオ作曲:ヴァイオリン協奏曲第9番イ短調Op.104 第1楽章
Charles-Auguste de Bériot: Violin concerto No.9 Op.104 1st movement
ジョージ・ガーシュイン作曲:3つのプレリュード(前奏曲)
George Gershwin “Three Preludes”
11 I Allegro ben ritmato e deciso
12 II Andante con moto e poco rubato
13 III Allegro ben ritmato e deciso
14 ヨハン・セバスチャン・バッハ作曲:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータより、パルティータ第3番ホ長調BWV1006 ガヴォットとロンド
Johann Sebastian Bach: “Gavotte en Rondeau” from Sonatas and Partitas for solo violin

西谷国登(Violin)

ニューヨーク大学大学院修了(M.M.特別奨学金含む)ポートランド州立大学卒業(B.M.4年連続奨学金授与)。

故田中千香士(元東京芸大名誉教授・元NHK 交響楽団コンサートマスター)、キャロル・シンデル(元ポートランド州立大学教授・Yハイフェッツ愛弟子)、マーティン・ビーバー (コルバーン音楽院教授・元東京クヮルテット最終第1ヴァイオリン奏者)の各氏に師事。

大学入学時より首席ソロコンサートマスターに就任。初の定期演奏会ではチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を共演。PSUリンカーンホールにて、第1回&第2回ソロリサイタルを行う。 大学卒業後、ニューヨーク大学大学院(New York University)へ奨学金授与生進学(外国人特別枠奨学金含む)。同時にニューヨーク大学非常勤講師、NYU交響楽団コンサートマスターに就任。卒業時、ニューヨークで第3回ソロリサイタルを行う。

これまでに、メンデルスゾーン、チャイコフスキー、グラズノフ、ブルッフ、同作曲家スコットランド幻想曲、ラロのスペイン交響曲、ハチャトゥリアン等のヴァイオリン協奏曲を日米のオーケストラと共演。

在米中、ニューヨーク大学非常勤講師、ポートランド州立大学非常勤講師、ルイス&クラーク大学客員講師、ローズ市音楽学院講師、東京アメリカンクラブ講師にて、講師を歴任。

2012年、第4回ソロリサイタルを行う(日本デビューリサイタル・2回連続公演)。
2014年、第5回ソロリサイタルを、浜離宮朝日ホールにて行い「西谷国登・浜離宮朝日ホールリサイタルシリーズ」を開始。

2016年、第6回ソロリサイタル(浜離宮朝日ホールOp.2)を新納洋介氏と行う。
2017年、名門・米国イリノイ大学(University of Illinois, Urbana-Champaign)、ウェスタンイリノイ大学(Western Illinois University)の各大学にて、リサイタル、マスタークラス(公開レッスン)、講演「ミュージック・アントレプレナー」を行う。

その他、米国の日本総領事館主催「日米友好150 周年記念ポートランド在住日本人音楽家による演奏会」で出演。オレゴン領事団パーティ(2年連続)特別出演。ボードイン音楽祭(メイン州)、アストリア音楽祭(オレゴン州)にてソリストを務める。

2017年、札幌にてハイメス特別企画コンサート&パネルディスカッションに参加。
また、情熱的で的確な後進の指導には定評があり、国際コンクールを含むコンクールやオーディション等でも入選、入賞等の結果を残している。さらに、音大や海外より海外音大教授陣や演奏家を招待しマスタークラス(公開レッスン)を開催し、海外へのアプローチも積極的に行っている。

2016年、2017年、日本の著名なヴァイオリン指導者に贈られる「日本クラシック音楽コンクール優秀指導者賞」を2年連続受賞。

これ迄に、5枚のCDアルバムを(株)エス・ツウよりリリース。Amazon.co.jp, iTunes (Apple Music)にて発売中。

著書に、『国登ヴァイオリン教本 op.1-4(全4巻)』(サーベル社)※Amazon売れ筋ランキング弦楽器部門第1位/ベストセラー第1位獲得。『ヴァイオリン留学愚痴日記@米国オレゴン州ポートランド』(文芸社) などがある。

現在、Kunito Int’l String School (KISS) 教室主宰&講師。池袋コミュニティカレッジ講師。石神井Int’lオーケストラ音楽監督。クニトInt’lユースオーケストラ音楽監督。夏の音楽祭・コミカレ弦楽セミナー指揮。日本クラシック音楽コンクールをはじめ、各地で審査員を務める。公共イベントや講座の監修・プロデューサーを務める。日米各地でレクチャー講演やマスタークラス(公開レッスン)を開催。練馬区演奏家協会会員。日本弦楽指導者協会会員(JASTA)。

新納洋介(Piano)

東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部を卒業。その後、渡仏し、パリ地方国立音楽院上級コースに入学。2000年、審査員満場一致の一等賞で修了し、フランス国家演奏家資格を得る。引き続き、同音楽院ソリストコースに進み2002年に修了。

第49回マリア・カナルス国際コンクール第2位、ヨーロッパ音楽コンクール第1位、パリ・マドレーヌ・ドゥ・ヴァルマルトゥピアノコンクール第1位、フランス国際音楽コンクール室内楽部門第1位、カミーラ・トーニ国際コンクール「シューマン賞」など様々な国際コンクールで上位入賞を果たす。その後、モナコ、エビアン、ノアンなどヨーロッパ各地の国際音楽祭にも出演し、日本、ヨーロッパで演奏活動を展開している。

2004年1月、05年8月、06年12月、08年7月、11年3月、16年6月に東京文化会館小ホールにて開催したリサイタルは、いずれも好評を博す。マリインスキー劇場沿海州舞台交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、セントラル愛知交響楽団など内外のオーケストラと共演。

NHK-BS「ぴあのピア」に出演。2011年1月、CDデビューアルバム「ブラームス/新納洋介」を⑭ハーモニーより、2016年7月、セカンドアルバム「ラインの歌」をALM RECORDSより全国発売。「ラインの歌」は、レコード芸術誌準特選盤、音楽現代誌推薦盤に選出された。

これまでに、青木礼子、高良芳枝、迫 昭嘉、外山 準、園田高弘、ピエール・レアック、ジェルメーヌ・ムニエ、パウル・バドゥラ=スコダの各氏に師事。

2008年から2013年まで東京藝術大学ピアノ科、2009年から2016年まで常葉大学短期大学部で後進の指導にあたる。現在は、国立音楽大学、小諸高校音楽科、及び甲斐清和高校音楽科講師。

ROLE

Producer: Nobutoshi Sone
Director: Yoko Sone
Recording & Mastering: Mikito Takeyari (a.k.a. Junichiro Yamasaki)
Photos: Keigo Honma
Piano Technician: Atsushi Kanbe
Art Work Cover Design: Mikito Takeyari (a.k.a. Junichiro Yamasaki)
Recorded at Kanagawa Art Hall on Aug. 23 - 25, 2017

Preview & Download

That will be released in Jun 27, 2018. Stay tuned!