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MARCO MELONI plays BACH x SANZ x DA COSTA x LE COCQ x BIBER / マルコ・メローニ

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奇跡の演奏〜天上の音楽。稀代のヴィルトゥオーソ〜バロックギターの真髄

Contents

01 パルティータ 第3番 BWV1006〜プレリュード / ヨハン・セバスチャン・バッハ
02 パルティータ 第3番 BWV1006〜ルール / ヨハン・セバスチャン・バッハ
03 パルティータ 第3番 BWV1006〜ガヴォット / ヨハン・セバスチャン・バッハ
04 パルティータ 第3番 BWV1006〜メヌエットI.II / ヨハン・セバスチャン・バッハ
05 パルティータ 第3番 BWV1006〜ブーレ / ヨハン・セバスチャン・バッハ
06 パルティータ 第3番 BWV1006〜ジーグ / ヨハン・セバスチャン・バッハ
07 序奏とカナリオス / アントニオ・ダ・コスタ
08 スペインのフォリア / フランソワ・ルコック
09 パヴァーヌとカナリオス / ガスパール・サンス
10 シャコンヌ / ヨハン・セバスチャン・バッハ
11 パッサカリア / ハインリッヒ・ビーバー / ハビエル・イノホサ

ライナーノーツ

このアルバムには、今日では「バロック・ギター」と呼ばれる5コースのギターによる、バロック時代の音楽の演奏法について、私が30年近くかけて研究してきた成果を収録しました。この素晴らしい楽器を弾くためにかつて駆使されていた技巧を明らかにするとともに、新たな息吹と輝きを与えたいと考えて取り組みました。音楽芸術が求める完璧さからは程遠いかもしれませんが、とうとう録音に踏み切ることにしました。現代のバロック・ギター演奏で到達し得る1つの道標を示すものとお考えください。

既存の学術書に基づく調査や優れた演奏家の方々との出会い、古来の音楽に対する興味に加え、解釈する上で決定的に重要だったのは、バロックダンスの伴奏でした。

無伴奏バイオリンのためのパルティータ(BWV1004)よりシャコンヌ、リュート組曲第4番(BWV1006)、ビーバー作曲のパッサカリア。これらのギター版編曲は、メキシコ人のビウェラ・ギター奏者、音楽史研究家である偉大なハビエル・イノホサ先生(1933-2013)によるものです。コンサートで演奏が可能であるか、また、効果的であるかを見極める演奏家としてこうした方々の創作の場に立ち会い協力作業を進めてきましたが、そのなかで私は、楽器の選択、新しい技巧の探索、記譜法といった面で貢献できたと考えています。長い年月をかけて演奏技術面と音楽的な面の双方で解決方法を見出し、その成果はイノホサ先生の作品へと融合されていきました。

絶え間なく変わる学びへの道を意図する解釈は私たちとともに存在し、進化し続けます。そして、先生の教えは、まるでひとすじの炎のように、音楽の神秘的な道に光をともすものとなったのです。

このアルバムを、敬愛と感謝の気持ちとともに、私がお世話になった諸先生に捧げます。このアルバムを聴く方が心地よいと感じてくだされば、また、バロック音楽についての知識を深めたいと望んでいる方や、この楽器に取り組み、まだ知られていない豊かな可能性を広げたいと考えている方にとって理解と学習の一助となれば幸いです。

マルコ・メローニ

マルコ・メローニ バイオグラフィー

1960年イタリアのサルディーニャ州に生まれる。幼少の頃よりギタリストである父(Celio MELONI−彼はセゴビア、プジョ−ル、ディアス等に教えを受けたギタリストである)の手ほどきでギターを始める。そして音楽家である父のもとには常に有名、無名の音楽家(A.ディアス、M.アニード等)が滞在するという恵まれた環境で育った。1980年フランスのArthez-de-Beam国際ギターコンクールに優勝した後、フランス・パリのスコラカントルム及びランシー国立高等音楽院にてギタリストであり古楽の研究家として名高いJ・イノホサ氏に師事し両校のギター科とバロックギター科を共にプルミエプリ(一等賞)を取って卒業。

フランス・ボルドーのコンセルヴァトアールにて演奏、教授活動を5年間行った後、現在はイタリアに在住し世界各国(カナダ・フランス・スイス・スペイン・ポルトガル・アルゼンチン・トルコ・日本等)のギターや古楽のフェスティバル等に招かれリサイタルとマスタークラスを行っている。古楽の世界的権威であるH・スミス氏が彼の演奏を絶賛し2004年にはフランスでのリサイタルがテレビとラジオで放送された。また、2004年の来日公演をギタリストの佐藤紀雄氏がその年の最も素晴らしいコンサートに選出している。更に2006年のパリでのリサイタルではオスカー・ギリア氏も彼の演奏を絶賛した。世界的に貴重な天才音楽家である。

また、特筆すべきは、バロックギターに特有のオクターブで張られた複弦を、それぞれ単独で引き分けるといった、信じ難い繊細なテクニックを演奏に取り入れていることである(それによってバッハなどに複雑なカンパネラを駆使した、見事な演奏が可能になった)。これは世界でも稀に見る…というより、歴史的に見ても彼だけにしか成し得ない超絶技巧であろう。

Role

エグゼクティブ・プロデューサー:竹内永和&樋浦靖晃
プロデューサー:曽根信敏
ディレクター:竹内永和、曽根陽子
録音·マスタリング:山崎潤一郎
カバーデザイン:山崎潤一郎
Special Thanks: Alessandro Piroddi